日々信頼性維持と向き合い着実な成長を
Profile
工学部知能機械工学科出身。安全管理課で薬機法(医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律)に基づいた安全性情報の収集、業許可の維持や行政対応を行うのが主な仕事。仕事とプライベートをしっかり分け、双方を充実させるのがモットー。アニメを見ること、旅行が好き。
この業界とナカシマヘルスフォースを選んだ理由は何ですか?
身内に足が不自由な者がいるので、幼い頃から障がい者団体の活動によく参加していました。みなさんと接する中で、誰でも快適に暮らせる環境を作りたいと考えるようになったこと、さらにエンジニアである父の影響もあり工学部に進学しました。その流れで就職活動でも人の暮らしや命に関わる分野で働きたいと思うようになりました。以前から知っていたナカシマプロペラのグループ会社であり、医療分野にも取り組んでいることと地元で働きたいという思いがマッチし、当社を志望しました。
また、インターンシップの座談会で先輩方の話を聞くうちに、社内には話しやすく相談しやすい雰囲気や安心して働ける環境が整っていると感じたことも大きな理由です。
どんな仕事をしていますか?
私の部署の仕事は、医療機器を取り扱う会社として薬機法に基づく法規制等を遵守し、会社の信頼性を支える重要な役割を担っています。薬機法に基づき、市場に出荷された医療機器の安全性情報を収集しており、安全性情報の内容によっては、行政報告も対応します。更には、自社他社問わず海外も含め、類似医療機器の安全性情報のデータ分析などを行い、社内関係部門に発信しています。これら以外にも、医療機器の製造販売承認取得後の保険適用申請や添付文書の作成・改訂等の業務も行っています。当然ながら医療機器を取り扱う会社の一員として、法規制の理解は基より医療機器の製品知識や医療現場での手術手技など、幅広い知識が必要になるので、日々、行政通知や手引書、手技書などを熟読しています。
自分の名前で行政に書類を提出し、責任を感じる場面も多いため、しっかり学び自分を確立させていきたいと思います。
どんなところにやりがいを感じますか?
私はマルチタスクが苦手なため、業務の「やることリスト」を作り、優先順位を整理しながら進めています。行政報告を行う場合は、薬機法により報告期限が決められているので、業務を整理し、期限に余裕をもって対応しています。問題なく完了できたときは、とても達成感を感じます。複雑で理解が難しい業務も多いですが、勉強することで納得しながら進められるようになり、会社の信頼性を保つための業務を行えることにやりがいを感じます。
大変だった仕事は?
添付文書(医療機器の使用上の注意が記載されている文書)の内容について改訂を行うため行政相談を行った際に、行政から指摘をされ、修正と回答を何度も繰り返した時がかなり大変でした。添付文書は、医療機器の説明書であり重要な情報が記載されているため、薬機法に基づいて細かい内容まで確認されます。指摘事項内でわからない点は先輩に相談しながら、かなりの量の資料を作成し、無事に終わった時はホッとしました。入社1年目から自分が思った以上に色々な業務に携わらせていただいています。難しいことも多いですが、先輩方に助けていただきながら頑張っています。
自分の成長を感じるときは?
行政報告資料や保険適用申請用資料の作成にあたり、入社当初はとても時間がかかっていましたが、今では対処の仕方、記載すべき内容などが理解できてきたことで作成のスピードも上がり、スムーズにできるようになりました。また、失敗をしたとしても上司が適切に改善点をアドバイスしてくださることにより前向きに考えられるようになりました。
会社について感じていることは?
仕事をしやすい環境が整っていると感じます。どの先輩も質問すれば体を向けて話を聞いてくださったり、先輩から声をかけてくださる上、困ったときはみんなで助け合う温かい雰囲気もあります。風通しがよく、意見を出し合うときは上下関係なく、若手にも視点を向け、考えや価値観を尊重してくださるので話しやすいです。私にとっては自分らしく仕事に取り組め、長く働ける場だと思っています。
社内制度ではフレックスタイム勤務が利用でき、勤務時間を自分で調整できるのがありがたいです。
今後、どんなことを目指したいですか?
現在、市場に出荷された医療器機の安全性情報を入手後、膨大なデータのエクセル入力や集計、分析などを手作業で行っています。時間も労力もかかり、とても大変な作業なのですが、今後はこの作業を関数やマクロを活用して、効率化していきたいです。これまで使われてきたフォーマットを変えることで、今まで発生していた時間やミスを減らし、もっと他の業務に時間を割けるようにしていきたいです。
後輩にどんなことを伝えたいですか?
就職活動中は不安になったり気持ちが滅入ったりすることも多いと思います。近年は選考時期が早くなっているうえ、SNSによって周囲の動きが身近に感じられるため、逆にプレッシャーとなり私自身とても苦しい時期を送りました。でも、活動中は自分自身を見つめ直す良い機会でもあります。あまり自分を追い詰めず、無理のないペースで頑張ってください。人生一度きりですので、自分自身にとってプラスになる選択をしてほしいですし、その選択が当社であればとても嬉しいです。