開発1部

手がけた製品で再び動ける喜びを

2023年4月入社
開発1部

Profile

工学部知能機械工学科出身。設計開発1課で股関節分野でのインプラントおよび手術器械等の設計・開発に携わる。人と関わることが好き。趣味はサウナ、音楽フェスに行くこと。

この業界とナカシマヘルスフォースを選んだ理由は何ですか?

祖母が変形性股関節症を患い、人工関節の手術を受けたことがこの業界に興味を持つきっかけとなりました。歩行困難になり辛そうな顔をしていた祖母が手術を受け、再び自分の足で歩くことができるようになり、笑顔を取り戻していくその姿に感動を覚えた私は、人工関節という技術やその支援を行う医療業界に当然のことのように強い関心を抱くようになりました。その頃、母から聞いたのがこのナカシマヘルスフォースという会社です。
生まれ育った岡山に愛着があり、この地に根ざして働きたいと思ったことも当社を志望した理由です。

どんな仕事をしていますか?

開発1部で設計業務に携わっています。作りたいものをまず3Dで試作し、製造に製作してもらうために2次元の設計図面に落とし込む仕事で、主に股関節製品や手術器械を担当しています。手術器械とは、手術の際、製品を体内に埋入するために使用される器械で、製品ブランド毎にコンセプトや形状が異なるため手術器械もそれに応じてバリエーションがあります。基本的に標準タイプを提供しますが、医師や病院によっては独自の手術手技や考え方があり、適正かつ安全に使用してもらうために特別仕様の手術器械を提供することもあります。それら考慮すると、製品知識や手術手技について学び、理解を深めることで、より良い設計を目指すことが求められます。
業務の中では他部署と連携しながらプロジェクトを推進する機会も多いです。例えば、インプラント開発の場合は初期段階からリスクマネジメントを行い、想定される課題を洗い出した上でモデル設計を進めます。市場の要望や営業戦略を踏まえつつ、機械的な試験や生物学的安全性評価、物理的・化学的特性の確認などさまざまな検証を重ねながら1~2年かけて製品化を目指します。
開発部は、技術的な実現性と安全性の両面からプロジェクトを支え、各部門と協力しながらチーム一体となって製品化を進めていきます。

どんなところにやりがいを感じますか?

自分たちが研究、設計、製造した製品が医師の手によって実際に使われ、患者さんのQOLの回復に貢献していることを営業の方を通じて実感できる点にやりがいを感じます。
また、仕事の成果や自分の成長を上司や先輩方から評価していただいた時にも同様にやりがいを感じます。そんな時は自分の努力を認められたことが実感でき、さらに頑張ろうという気持ちが湧いてきます。

自分の成長を感じるときは?

入社当初は指示待ちであることが多かったのですが、今では自分から次にやるべき仕事を把握し、先回りして進めることができるようになりました。スケジュール管理も自ら他部署の方と連絡の調整を行うほか、必要な業務依頼もメールやチャットで発信しています。プロジェクトメンバーに対しては、定期的に近況報告を行い、周囲の状況を把握しながら全体の進捗管理を行っています。
このように、自分で考えて準備し、周知や呼びかけを行いながら主体的に動くことができるようになったことに、自分自身大きな成長を感じています。
また、タイムマネジメント能力が身につき、コミュニケーションスキルでは伝えたい内容を明確に伝える話し方を意識するようになりました。

会社について感じていることは?

設計開発となると技術系の部署ですから、パソコンに向かって黙々と作業をするイメージでしたが、実際は業務上の質問やプロジェクトの進め方に関する相談など、日々活発にディスカッションが行われ、お互いに協力し合いながら仕事を進めています。上司や先輩方との距離も近く、意見やアイデアを気軽に伝えやすい風通しの良さも魅力です。
また、社員の皆さんは非常に親切で、温かい人ばかりですし、社員同士の壁が低く、お互いコミュニケーションを大切にして話しやすい雰囲気があるのを感じます。仕事を離れての付き合いもあり、先輩方からそのように接していただいていることをうれしく思っています。

今後、どんなことを目指したいですか?

新製品を一から自分で開発、設計してみたいです。それが患者さんのより良い人生や更なるQOLの向上に繋がれば尚うれしいです。
仕事全般においては先輩や後輩から頼りにされ、信頼される存在になっていたいと思います。今は業務に終われがちなのですが、将来的には困っている人に気づき、積極的に声をかけられるだけの余裕を持ち、みんなで協力し合いながら仕事を進められる環境を作りたいと思います。

後輩にどんなことを伝えたいですか?

自分が本当にやりたいことを見つけるのは簡単ではなく、悩むことも多いと思います。応募しても不採用になることがある。友人が先に内定を決めると素直に喜べない自分がいる。そんな気持ちになるのは決して一人だけではありません。しかし、自分は自分です。決して焦らず、自分のやりたいことをゆっくり見つけてください。もし迷ったり悩んだりすることがあれば、一人で抱え込まず学校の就活支援センターに相談してください。
4年生になると研究発表や論文作成などで忙しさもピークを迎えますが、その時期に頑張った経験は決してムダにはなりません。私自身、今でもその頃の努力や自己分析は自分の糧になっていると感じています。
どうか皆さんの就職活動が実り多いものとなることを心から願っています。

開発1部